十六夜の月の下、上野公園水上音楽堂で
小島夕季さんのジャワ舞踏。セミオープンのホールのため、上野の蓮池を渡ってくる夜風が、ガムランの調べと虫の音を一緒に運んでくる。舞姫の姿は美しいの一言。極上の一夜。
公園で昼寝をしていたこの猫も、あの音色を聞いたかしらん。
翌日、BGMは一気にガムランからハワイアンへ。話題の映画
「フラ・ガール」。ものすご~くベタな話なのに、ものすご~くパワフルなのは、やはり実話がモトになっているせいかも。「人生には一度あがったら降りられない舞台がある」。町を救うために踏ん張る女たちの姿に、涙腺の弱い私はハンカチ握りっぱなし。東北の炭鉱町にハワイを運んだフラの先生、70歳を越えた今も、現役で活躍中とか。すばらしき舞台に拍手。