つれづれ猫日記

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平成ジレンマ

a0085246_15273769.jpg「愛知県ってどこに住んでるの?」そうきかれたとき、
「戸塚ヨットスクールのあるとこ、知多半島」
「へええ~!」

こういってすぐわかるくらい、世間で騒がれていた時代があった。
今から、30年近く前。
「戸塚ヨットスクール」。
非行や不登校の子供たちをヨット訓練で再教育しようという、愛知県知多半島にある施設である。
訓練生の死をきっかけに、「体罰が教育か否か」が一大議論となり、最終的に校長である戸塚氏は有罪判決を受けた。
刑期を終え、出所した戸塚氏は再び校長として復帰。そして、今も、そこに入校する子供たちはなくなることはない。むしろ、ひきこもり、新たに「二ート」と呼ばれる大人たちまでがやってくる。

その事実を目の当たりにし、今一度、戸塚ヨットスクールにカメラを向けたドキュメンタリーが『平成ジレンマ』である。

制作は、名古屋の東海テレビ。
テレビドキュメンタリーとして放送されたものを、新たに劇場版として再編集。
1月末の名古屋を皮切りに全国で劇場公開されている。

テレビ離れと言われて久しく、ドキュメンタリーに到っては、さらに地方局とくれば、制作の機会をつくることさえ難しいといわれている昨今、うれしいエールだ。

東海テレビは、名古屋にあって早や50年以上の歴史を誇る民放である。
一昨年、50周年の歩みをまとめるお手伝いをさせていたいたおり、子どものころ、懐かしく観た番組はもちろん、「これだったのか」と思いだす素晴らしいドキュメンタリーの数々を拝見する機会に恵まれた。
地元に密着し、時には現場にスタッフが長期で生活して、制作したというエピソードなどもうかがった。
いまだに問題を抱える「徳山ダム」などは、NHKの取材以前からずっと村の生活を追いつづけ、東海テレビでしかとらえられなかった映像やインタビューも数多く残されている。伝説の名カメラマンも多く、その映像と資料を拝見して、「ああ、私が学生のとき見たのはこのドキュメンタリーだったのか」と思い出せるほど、その映像やシーンは、圧倒的な力を持っていた。そうした作品は数々の賞にも輝き、この『平成ジレンマ』のスタッフにもそのDNAは継承されている。

冒頭に登場する、戸塚ヨットスクールでの体罰と訓練の様子。
今では、到底考えられないようなシーンと怒号が、これでもかと繰り返される。
これは、30年前に撮影された当時のドキュメンタリーのものだ。
手や足が飛ばない「平成」の訓練の様子を重ねることで、語らずとも鮮やかにその30年の矛盾を浮かび上がらせる。
そこには、点ではなく、線でもなく、面となって脈々とつながった取材者の視点と作品が存在する。

「体罰は悪」
一斉に糾弾したあの頃のマスコミの中に、実は自分達もいたのだ。と気づかされる現実。
しかし、「体罰を一掃した教育は、どんな社会を子供たちをつくったか…」
自問自答の中に、カメラと視点を置く、取材者のジレンマ。そしてこれからも続くであろうその揺れる思い。
こういう形で浮かび上がらせることができるのは、「テレビ」ドキュメンタリーだからこそだと思う。
時代時代の、取材者たちの視点、悩み、ぶれをもひっくるめて、改めて「今」を切り取る視点と姿勢は素晴らしい。加えて言えば、わたしなんかが言うのもおこがましくらい、「観る人のことを考えた」つくりの工夫も、テレビで培ったノウハウならでは。

『裁判長のお弁当』『光と影~光市母子殺害事件弁護団の300日』などすぐれた作品を、発表してきたスタッフだが、改めて、劇場で公開することで、多くの人が観る機会に恵まれるばかりでなく、テレビドキュメンタリーの可能性がひろがったようで勝手にうれしい。
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by buchi128 | 2011-03-28 15:35

100万回生きたねこ

何度読んでも泣くのだ。
『100万回生きたねこ』。
a0085246_4362927.jpg100万回死んで、100万回生きたねこのお話。
飼い主を一度も好きにならず、死ぬのなんか平気だったねこが
最後に生まれ変わったのは、のらねこ。
一匹の白いねこに恋をして、初めて死をおそれ
愛するもののために初めて涙を流す。
そして、この一生を最後に…二度と生き返らなかった…というお話。

出版されたのは、34年も前。
しかし、今も、これからも、何度でも読み返したくなる絵本だ。

愛の大切さを語っているのだという人がいる。

100万回の生と死は、修業だったと解く人がいる。

子どもの時、そして大人になったとき、さらに苦しみや喜びに出会ったとき
心のありようで、多分、解釈は無限大。
それがこの絵本の魅力だと思う。

主人公の「ねこ」の目つきが悪いところが

いつもかなり残酷な死に方をするところが

意外とワタシはスキだったりする。

それなのに、読むたびに何度もあったかい涙が出る。
大好きな絵本の作者。

ご縁があった。

NHKのアーカイブスの番組で作者、佐野洋子さんを取り上げさせていただくことになった。
定期的なシリーズ「蔵出し劇場 あの人からのメッセージ」だ。
ステキなメッセージを残された方を二人組み合わせ、NHKのアーカイブスの映像を再構成して全く別の番組を作り上げる。
佐野さんの映像は、ほとんどないに等しかったのだが、
ご遺族のご協力、そして佐野さんのトークライブなどを開催された子どもの本の専門店のみなさんのご尽力で、なんとかまとめることができた。
『100万回生きたねこ』を語るラジオ番組での佐野さんの発言はかなり貴重なもの。
「15分でできちゃったの」とひょうひょうとおっしゃいながら、込めた思いがコメントにあふれている。
モデルといわれた、当時の飼い猫ミーニャとの2Sも登場する。(猫好きなのでついついここに力が入った…)

組み合わせるのは、『橋のない川』の作者、作家の住井すゑさんである。

意外や意外、お二人で絵本を創られているのだ。
住井さんのご遺族に番組企画のお願いをさせて頂いた折、
「佐野さんとごいっしょなんてうれしいわ」とおっしゃってくださった。

「何のために生まれてくるのかな?」

な~んて大層なことだが、結局、人間ってそんなことを考えてわかんないまんま死んでいくやっかいな生き物だ。


a0085246_4441110.jpg多分、うちの飼い猫すみくろはそんなことは微塵も考えていない(と思われる)

能天気なワタシでさえ、考えないといったらウソになる。

そして、そこには「何のために番組を創る仕事についているのかな?」
ということも、偉そうにふくまれていたりするから、やっかいだ。

そんなこと思いながら、もう随分、番組作りに携わってきた。
くじけそうになることもあるけれど、
今回のようなご縁に出会い、
そしてごいっしょした方に励まされると
「やっててよかった」
とうれしくて小躍りしたくなり
「これもひとつ役目だったのかな」
などと、不遜なことも考えてしまったりする。

そして、まだまだそんなことを悩みながら続けていき
また、『100万回生きたねこ』を読み返すに違いない。



a0085246_437478.jpgところで、そんなワタシを飼い主に持ったすみくろは、
一体、何回目の生まれ変わり…?

『蔵出し劇場 あの人からのメッセージ』
~いのち 等しく輝け~佐野洋子と住井すゑ~
2月17日(木) NHKBS2 18:00~(38分です)

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by buchi128 | 2011-02-16 04:29 | ねこのツボ

業務連絡

いや~。思いっきりご無沙汰してしましました。
ツイッターを始めたら、そっちばかりになってしまって。

というわけで、業務連絡。というより番組の宣伝です。

今年の4月~9月までNHKBS2で放送していた『総合診療医ドクターG』12月18日の深夜、NHK総合テレビで再放送されます。
一挙4本。
24時50分~26時50分

中部地区は残念ながら2本で、こちらには、私の担当分ナシ。なのでちょっと寂しいけど。
こちらの放送時間は、同じく12月18日の深夜25時50分から26時50分

BSではなかなか観られなかったとおっしゃっていた方もこれなら。

で、さらに

22日には、NHK総合午後8時から
特別番組が放送される予定! 


ブログ、サボってましたが、もちろん感激はもりだくさん。
即、つぶやいていたのでなんだか満足してしまってました。

古典落語のその後を創作したSWAの新作のおもしろさ。
ナレーター槇大輔さん率いる「語り座」で、「こころにとどく語り」について考えたこと。
絵本作家、佐野洋子さんのこと。
今月の初め、おわかれの会を取材させていただきました。
今、彼女の番組を創っているところです。
(放送は来年2月NHKBS2での予定)
などなど、ぼちぼち、書いていくつもりです。

あ、でも、まだ、年賀状さえ、書いてなかったんだ…。
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by buchi128 | 2010-12-16 23:23

ご近所の底力

「万が一のことがあったら、あそこに私の友達が埋まってるかもしれません!って瓦礫の中から探してね!」
近所に住む友人にそう、時々、話している。
偶然ではあるが、高校時代の同級生とこれまた親しい友人夫妻が道を隔てた近くに住んでいるのである。

都会(といっても名古屋だけど)のマンション暮らしになって早10年以上。
マンションの住民の方とはあいさつをするようにしているが、
正直言って言葉を交わしたことがない人も数人いる。
万が一、そう、巨大地震に見舞われたとき、
ひとりで暮らしている自分はいつ、いかなる方法で逃げ、
そしてご近所に助けを求めればいいのだろう?

思っちゃいるけど中々実行できないというのも事実。

明日(19日)放送になる
「news every スペシャル 
巨大地震からの教訓!近所の絆が命をつなぐ

(中京テレビ 16時半から)で、そんな近所の力に注目した。

阪神淡路大震災をきっかけにマンションの自主防災をスタートさせたという加古川のマンションを取材した。
いざ、というときの炊き出し用に準備されているのは「イカ焼き機」。関西名物でみなさんの大好物。粉は各家庭で常に余分に常備し、いざというとき持ち寄ることになっている。マンションで定期的に行われる祭りでだされるイカ焼きが、そのまま手早く焼く訓練になっているという一石二鳥。災害時の水を確保するため、自費で井戸も掘った。これも、災害時だけでなく、みなさんの井戸端会議の場所に、子供たちの水遊びの場所にと普段は使われている。こうした「普段遣い」の防災が、自然に身についていることの素晴らしさに感心しきり。しかし、これも一朝一夕にできあがったシステムではないとのこと。10数年かけてあいさつからスタートしたと世話役の0氏は語る。
肩肘張った「防災訓練」をするのではなく、自然に住民同志が声をかけあい、助け合い、気にしあう暮らし。
これをつくってきたことこそが、「最大の備え」であり「ライフライン」なのだ。

私事だが、昨年、母が急病で倒れ救急車で運ばれた。
その折、ずっと親身になって力になってくださったのは、母がずっとおつきあいをつみあげてきたご近所のみなさんだった。「イザ」というときの「ご近所の底力」はやはりすごい。
そしてそれは、自らつくってこなくてはいけないものなのだと痛感したばかり。

とはいえ、常備している非常用持ち出し袋も購入したときのまま、部屋の隅においてある私。
まずは足元からちゃんとしないとね。
「紺屋の白袴」にならぬように。
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by buchi128 | 2010-09-18 23:11

三岸節子さんの展覧会

名古屋の松坂屋で三岸節子さんの没後10年の記念展覧会が始まった。

a0085246_5415695.jpg
NHKアーカイブスの番組で取り上げさせていただいたご縁もあり、早速初日にうかがう。
お世話になったお孫さんの太郎さんのギャラリートークを拝聴するためでもあった。
フランス・カーニュから日本の大磯での最期まで共に過ごされた身内ならではの視点はユーモアと優しさに溢れている。
太郎さんから絶筆と伺っていた未完の花の画にも会えた。
棺に納められたとき、三岸さんの指にはこの画を描いていたときの黄色い絵の具が残ったままだったのだという。


a0085246_5423665.jpg


生涯のテーマとした「花」の力強さ。華やかさ。
そして、こんな表現が適切かどうかわからないが、今にも動き出しそうな「風景画」
画の魅力はもちろんだが、
三岸節子さんの随想や日記には、心がざわざわする文章が満載だ。
画の横には、そんな文章がいくつか添えられている。
その一つを引用させていただくと…。
「こんなに一生懸命絵を描いて、さかさになっても何も出ないほど描きに描いて、それが何になるというのだろう。ヴェニスがまとまった仕事になって帰れば、老後がかの大磯で安泰というのだろうか。その安泰というのが、花をつくり、花を愛し、子や孫にとり囲まれて、それが幸福というのだろうか。否、否、否、と心のどこかで叫ぶ。このまま消えて無くなるものなら、それもよいではないか。この底なしの業から救われるというのか。家族近親の面倒を見てそれが満足だというのか。なんて味気ないことだろう」

60代でもなお、こう、叫び、もだえつづけている姿に、背中をぐいぐいおされてしまう。
「もう年」だの「へこたれてる」だの、はずかしくってとても口に出せない。
わたしたちなぞ、なんという甘ったれなのか…と。

描き続けることが「業」だとインタビューで語っていた三岸さん。

「広野の一本の大木のように、何百年も生きつづけた生命力が得たい」

94歳でこの世を去ってからも、その業は画の中で燃え続け、今も見るものに勇気と力を与えてくれる。

穏やかならざるこころを抱えて、会場を後にした。


展覧会は8月1日まで 名古屋の松坂屋美術館にて
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by buchi128 | 2010-07-09 05:40

総合診療医 ドクターG 地上波で

a0085246_13191369.jpg昨日、久しぶりに見かけた「お向かいさん」。

エリザベスカラーをつけて、たそがれてました。
「獅子丸」という名前の通りのりっぱなほわほわの毛が
エリザベスカラーでぐったり。

怪我でもしたのかな?
しかし、それらしい箇所は見当たらず。
…ですが、ちょっと心配。

こんなとき、犬の言葉が通じるドクターGがいれば
たちどころに彼の症状を聞き出すのでしょうが…。

以前、ご紹介した「総合診療医 ドクターG」一本だけ、地上波で放送することになりました。
6月16日 午後8時15分から45分まで。

これなら「BSないの~」というお家でも見られますよ。

獅子丸ん家はどうかな? 早くよくなってね。
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by buchi128 | 2010-06-15 13:15 | いぬのツボ

パワースポットの威力?

長野県大鹿村
今、分杭峠というパワースポットのある村としてものすごく有名になっちゃいましたが、実はワタクシ村だけなら、5回、分杭峠は3回訪れております。

もちろん「パワースポット」として知って訪れたわけではなく、10数年前、友人たちと恒例ででかけていたキャンプの折、村へ遊びにでかけたのが、最初。
そのあと、情報番組と、旅番組で村を取材し(いい温泉があるんですよ)、料理番組でも取材しました。(おいしいお豆腐があるんですよ)
確かに村役場の方に数年前「実は、すごい気のでているといわれる場所がありまして」と峠に案内をされた記憶がその時頭をよぎったのですが、ロケ中なのでそのままになっていました。


しかし昨年、プライベイトでやはり近くに旅行にでかけたとき、「さ、今日はどこへいこうか」と地図を広げて飛び込んできた「大鹿村」の名前。「すごい峠があったはず」と役場の方の言葉を思い出したのでした。みれば、ちゃんと村の案内地図にも載っているではないですか。
「おもしろそうだから行ってみない?」とでかけたところ、驚いたのなんのって。
小さな谷間に、ずらりと腰をかける人、人、人。冥想している人やら、中には、ワンちゃんづれの方も。
きけば、体が楽になったとか、歩けなかった犬が歩けるようになったとか。何度も通っているという方もいらっしゃるほど。 分杭峠は、中央構造線の上にあって、そのせいで大変いい気がでているゼロ磁場があるといわれているんです。(ちなみに中央構造線上に、伊勢神宮、諏訪大社、高野山、豊川稲荷も存在!)


「分杭峠に行って来たよ~」と友人に知らせたところ、
彼女、「ええ~~~~~!いきたかったの~~~~そこ!」とかなりの食いつきよう。
そんなにすごいところなのかあ。
しかし「ねえねえ。ぴりぴりしなかった?」ときかれても、鈍感なワタシはあまりそんなこともなく…。

確かに緑につつまれて、森林浴しているだけでも体の中にいい「気」がめぐりそう。それだけでも十分、元気とパワーはもらったけど。

なんて思っていたら…。

な、なんと!

先月、ついに3度目の分杭峠体験。
中部地方のパワースポットを巡る旅番組のロケハンです。

分杭峠はもちろん富士山、富士山本宮浅間神社、伊豆の大瀬神社へと足をのばして3日間ぐるりと周りました。
パワーのおかげで取材は「晴れ」!
とはいかず(笑)、「雨女」のわたくしにふさわしく、雨の中、青木ヶ原樹海を歩くなんてこともいたしました。
それでも、最後に富士山がちらっと顔を覗かせたのは、やっぱりパワーのおかげかなあ?

なんて思っていたら…。

なななんと!

すでに先日の日記でも告白したとおり、
ワタクシ、パワーアップどころか、ぎっくり腰になりました!
スタッフには「パワースポットに行ったのに?」とバカにされる始末。
すっかりへこんでいたところ、先に登場した「分杭峠いきた~い!」と言っていた友人いわく「いい気が入る前に、悪い気が出るのよ!私の周りにも腰をやった人が3人いる!」と力強い言葉。


さあ、腰が治ったら、パワーがますますアップしますように!
まずは放送がうまくいきますように!


手相芸人として大人気の島田秀平さんをナビゲーターに、幸せ熱望!の陣内智則さんと安田美沙子ちゃんが、大人の修学旅行さながらに楽しい旅を届けてくれます!よろしかったらご覧くだされ!

http://www.ctv.co.jp/chu_presp/
「幸せを呼ぶ開運ドライブ!」
5月30日午後3時から 中京テレビ・山梨放送・静岡第一テレビ・テレビ金沢・テレビ新潟・北日本放送・福井放送・テレビ信州(中部ブロックネット)で放送されます。
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by buchi128 | 2010-05-29 20:24 | 旅のツボ

総合診療医 ドクターG

ど~いうわけか、いろいろありまして。
昨年から病院にこんなに通ったのは人生で初めてかも。

実は、この春から医療番組に携わってます。

「総合診療医 ドクターG」NHK BShi で
毎週月曜日 21:30~21:59 放送してます!

a0085246_1941310.jpg司会は浅草キッドさん
実際の症例から再構成したドラマをもとに、研修医と総合診療のスペシャリストの先生が、スタジオで患者さんの病気を検証する討論を繰り広げる医療エンターテインメントです。

総合診療というのは、人間を臓器ごとに診るのではなく、総合的に(ドクターGのGは、GeneralのGです)診断するお医者さんのことで、各専門医を「横にむすぶ専門医」のような存在。
考えてみれば、こどものころ、診てもらっていた町のお医者さんはそうでした。
風邪をひくと、おなかをこわしやすい体質なんだ、とか、この子は腕白だ、とか今、目の前の病気だけじゃなく、さまざまな背景を考慮して、病気の治療にあたってくださっていたような気がします。

以前、カラ咳が止まらなくて心配になり、いろんな病院で診てもらったことがあります。が、レントゲンをとってもどこも異常なし。病院をかわるごとに、レントゲンを撮り、毎回、咳止め薬の量が強く、多くなっていったことに慌てた経験があります。結局、「これ」といった病気は判明しなかったのですが、半年もすぎ、ある日、咳が嘘のように止まりました。ちょっとした問題が解決したとたん。です。どうやら、ストレス性のものだったのでは…本人はあまり気にしてなかったつもりなのですが、体って正直なんですね。
病気になると自分で勝手に「○○に違いない」と自己診断して、大学病院の専門を勝手に選んで診てもらっちゃう。で、判明すればいいけれど、そうでなかったときに困りますよね。そんなとき、総合診療のスペシャリストが活躍するのです。こういう存在、もっと早く知っていたらよかったのに…。

取材をすればするほど、先生たちの情熱に、ぐっとくるものがあります。
研修医さんたちの、真剣さにもエールをおくりたくなります。

お医者さん、ってホントに大変。
そしてとっても頼りになるのだなあということをしみじみ感じる今日この頃なのであります。


…とはいっても、ウチもなんですけど、ハイビジョン、うつんないのよね~。
って方、再放送も何度もしくこく(笑)あります。
BS2 毎週木曜日 20:00~20:29 
    &翌週の月曜日9:00~9:29
hi  毎週火曜日 7:00~7:29 
    &毎週金曜日 12:00~12:29

よかったらご覧くださいね~。
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by buchi128 | 2010-04-10 19:07 | 初めてのツボ

好きになったひと

テレビやラジオの台本を書いて、身過ぎ世過ぎをするようになって、20年以上がたちます。(年がばれるので正確には言いませんが…)

仕事をはじめたばかりのとき、先輩に言われた言葉というのは、その時はもちろんですが、年月を経てこそますます響くなあと、最近特に思います。

「お前はその人が本当に好きか?」

初めてついた番組のプロデューサーから言われた言葉です。
ADとしてお手伝いしていたワタシに、初めてコーナー取材の機会をいただいたときのことです。
そのコーナーは、地元の隠れたプロフェッショナルを発掘し、紹介するミニドキュメントで、番組全体は、お色気もたっぷりの深夜のバラエティにもかかわらず、ちょっと骨太なコーナーとして注目されていました。

当然、はりきります。いいとこ見せたい。
「おっ、なかなかおもしろいネタを拾ってきたな」
そう、思われたい。
もう、それで頭は一杯でした。
おまけに、20年も前の時代です。「女なんか」といわれたくない。
そんな思いも、当然なかったとは言えません。

結果は…。

形にはなりました。多分、当時、地元では初めて取り上げた職業でした。
「へえ。こんな仕事があるんだ」と、先輩ディレクターたちは、よちよち歩きのワタシをねぎらってくれました。
しかし、スタジオ収録が終わったあと、プロデューサーはワタシをよんで言ったのです。
「お前、あの人を本当に取材して好きになったか? 迷いはなかったか?」と。
どきっとしました。
初めてのネタが形になったのに、「思ったほどの充実感やうれしさがわきおこってこない」もやもやの「ホントのところ」を言い当てられたからだったのです。
紹介する仕事の時代性や内容のおもしろさは確かにありました。でも、ワタシの取材がまだまだ生ぬるかったのでしょう。その人の魅力にとことん惚れているから紹介したい。という情熱が明らかに欠けていたのでした。
「ちゃんと取材する人を好きになってから、取り上げろ。そうでなかったら、どんなにいいネタでも、あきらめろ。誰が何と言っても『この人を紹介したい』そう思う気持ちがあれば、テクニックはあとからついてくる」

言ったプロデューサーは「当たり前」のひと言だったのかもしれませんが、ワタシには、いつもずっとよりそってくれている言葉のひとつです。

2月。お手伝いしているNHKアーカイブスの『蔵出し劇場 あの人からのメッセージ』がまた始まりました。
毎週木曜日は、NHKに残されている膨大なアーカイブス映像を再構成して、新たなお二人の組み合わせでメッセージを伝えるもの。 

2月4日は「小倉遊亀と武原はん」
11日は「黒澤明と淀川長治」
18日は「宇野千代と三岸節子」
25日は「藤間紫と三遊亭圓楽」
3月4日は「高田渡と照屋林助」
が予定されています。

ワタシは、18日放送分の「宇野千代さんと三岸節子さん」を担当しました。もちろん、大好きなお二人。この番組を担当し始めたときから「絶対、いつか」と思っていたお二人です。
タイトルは花よりも花らしく。「わたしにとって幸福の花」と生涯さくらを愛した作家の宇野千代さん、100点以上もの花の作品を残し、生涯、「自分の花」とは何かを追究しつづけ、最後に「さくら」にその思いを託した画家の三岸節子さん。逆境にもめげず、しなやかに何度でも甦り花を咲かせ続けたお二人の「花に託したメッセージ」を探りました。残念ながら、ご存命の間にお会いすることはかないませんでしたが、番組を通じて、お二人を知る方や、ご子孫に、生前のお二人のエピソードやお人柄をうかがうにつれ、ますます「惚れ直し」、それはそれは至福の時を過ごさせていただきました。

NHKBS2で18:00~18:38の放送です。
少しでも「大好きだ~」という思いが届くことを願っています。
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by buchi128 | 2010-02-08 00:26 | 初めてのツボ

ドラマデビュー

え~。ワタクシ、

ドラマデビューをいたしました!

a0085246_4502074.jpg
ええええ~~?? 
女優になったの?

な~んて思った人は…

まさか…

いませんよね。

やっぱり…。


シナリオです。
シナリオを書かせていただきました。

NHKの「中学生日記」。

ものすご~い長寿番組です。
台本の裏表紙に歴史が載っていました。
前身の「中学生次郎」がスタートしたのは昭和37年。
以来「中学生時代」「高校生時代」「われら高校生」「中学生群像」とつづいて昭和47年から「中学生日記」となって現在に至る のだそうです。

出演しているのは、オーディションで選ばれた地元・名古屋周辺の中学生たち。ということもあって、「あの子出てるんだって」なんて生徒が、同じ学校にいたものです。

子どもの頃に見ていた番組を書かせていただけたことに、感激。
そんな番組が、自分が仕事をする年齢になっても続いているというのは、このご時世、中々めぐり合える偶然ではありません。

しかし以前、一度だけそんな偶然にあずかれたことがあります。
東海地区を中心に放送していた番組ですが『てれび博物館』というファミリー向けの科学番組がありました(スタートの1976年から司会は俳優の川津祐介さんがずっと1000回までやってくださいました。そのあとを継いで大桃美代子さんになり2004年までつづきました今でも放送回数は多分まだ「所さんの目がテン」も破れていないと思います。関東地区や関西地区でも曜日を変えて放送していました。)ワタシは高校生の時から好きでこの番組を見ていたので、構成の仕事についてしばらくして、台本を書いたときには、もう天にも上る心地だったことを思い出します。

テレビやラジオの番組は、一過性であるのが常です。
大勢の人に見ていただいたり、聴いていただいたりするという喜びがあるのも確かですが、直接、ライブで見ていただけるわけではないし、作り手は「本当にこれでよかったのかな?」と不安になったり「誰かの役にたったりするかしらん?」とちょっと寂しくなったりもするものです。
そんなとき「てれび博物館」で取材先の若い研究者に「ボクはこの番組を好きで見ていたんです」といわれたり「番組を見て、卒業研究を決めました」なんてお便りが届いたりすることがあると、うれしいことももちろんですが、なんだか同志に出会ったみたいな感激があったものです。

だから、なんとなく、信じたい思いはあるんです。
長寿番組って、見えないバトンが知らないうちに、知らない誰かに渡せることがあるんだ。と。

「中学生日記」はもうすぐ半世紀。
ワタシもこの大きな流れの中に足をつっこませていただいたからには、ちゃんとバトンを持って走らないと。

9月12日 19:15~19:44 NHK教育 
(再放送は19日(中部以外)と20日(中部のみ))
「ボクたちの化学反応」というタイトルです。
1411回目の放送です。
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by buchi128 | 2009-09-07 04:23 | 初めてのツボ



今日も道端で出あった気になる猫と、きままなおしゃべり
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