つれづれ猫日記

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あなたを信じてついていく

a0085246_22194399.jpgそうでないと落語は聴けない。
なんてったって、相手は身一つで座布団の上に乗ってしゃべっているだけ。
おまけに座ってるし。高いところからお客を見下ろしてるし。人に話しを聞いてもらう態度じゃないでしょ(笑)。普通は。
それなのに「熊さんや」と言えば、お客は「熊さんが来たんだな」と信じ、ふすまをあけるしぐさをすれば、見えてなくたってふすまがあいたと信じ、「よっこらしょ」と重そうに壺を持ち上げれば、勝手にその大きさや重さ、質感まで想像する。
衣装を変えるわけでもなく、変装するわけでもなく、一人であっちむいたりこっちむいたり何役こなしても違和感なし。ひざをたてて歩き出したら「ああ、外へでたんだな~」と信じ、噺家が出逢ったものと同じものを見ている気持ちになる。

以前、志の輔さんがある落語会のまくらでこういったことがある
いいですか?みんなワタシを信じなきゃダメですよ~。落語っていうのは噺家が言ったことをみんな信じないと話が成立しないんですからね~。こんな芸、世界でも珍しい。落語くらいですよ」
落語初心者が多いその会で、落語の醍醐味を語った。
「でもこんなでっかい会場に、座布団に座った一人の人間の一挙手一投足を真剣に眺めている集団、外から観たら気持ち悪いですよね~(笑)」とも。
そうだ。まるで新興宗教の教祖サマと信者みたいなカンジ。噺(経典)の大筋はすでに決まっている。それをどう噺家(教祖サマ)が解釈し、われわれにわかりやすく話してくれるか。に客(信者)は感動する。そして、泣いたり、笑ったり、心も体も癒されて会場(集会)をあとにするのである。

落語ってホントに宗教に似てるね~。とこんな話でもりあがったのは、落語会の帰り道。市内の居酒屋さんで定期的に開かれている柳家喬太郎さんの落語会にいつもの落語ツウの友人と出かけたのだ。今回は春風亭昇太さんを迎えての二人会。日曜のお昼、居酒屋の二階へと吸い込まれていく、怪しい老若男女。そこからは、笑い声やすすり泣きが…。とくれば知らない人がみればぜったい変な集会だ(笑)

というわけで、この集会(落語会)で私たちは、幽霊になった孫とおじいちゃんが屋根の上で話しをしたり(『孫帰る』)チャッピーという47歳の柴犬がしゃべったりする(『愛犬チャッピー』)、ということを固く信じて数時間をすごし、とても楽しく、よい気分になったのだった。ああ、信じるって何てすばらしいんだろう!

ちなみに、今日は立川談志教の集会(独演会)へ出かけた友人。今頃どんな教え(噺)に耳を傾けているのか…。
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by buchi128 | 2007-07-02 20:30 | 落語のツボ



今日も道端で出あった気になる猫と、きままなおしゃべり
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