つれづれ猫日記

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牡丹灯篭の夏

a0085246_225317.jpg8月17日 「志の輔落語in下北沢」
 『牡丹灯篭』というと、お露、新之介のカランコロンの幽霊談があまりにも有名だが、実はそれはほんの一部。何代にもわたる、運命の糸に操られた人間たちのどろどろにして壮大なドラマがあったのだ。ということを、何とでっかいパネルに数十人の登場人物の相関図を説明しながら完成させる志の輔さん。「そのあたりのことに、ガッテン」したのち、中入り後、主なエピソードを残しつつ牡丹灯篭をざっとダイジェストで語るという試み。
ライブとしては面白く、もちろん出色の出来なのだが、やはり走った感は否めない。数夜に渡って連続して聴くってことができればもっとじっくり盛り上がったのかも…。

9月11日 「志の輔落語 ひとり大劇場」
いつも、落語らしからぬ演出で観客をあっといわせる「志の輔らくご」。しかし、今回ばかりは大きな仕掛けなし。(ちょっと面白い演出はありましたが…)1600人の大劇場に座布団の上、たった一人で挑む姿はまるで侍のようだった。
「演ずるのは今回、最初で最後でしょう」と言っていた『政談 月の鏡』(円朝作)。「落語にはサスペンスは似合わない。あまりにも場面転換が多すぎるもの、主役が途中でてこないものは実につまらなく感じられる」といいつつも、あそこまで、鮮やかに演じられるとは! 今回限りといわず。ぜひまた聴きたい一作になった。『バールのようなもの』『八五郎出世』『政談 月の鏡』

9月20日 「柳家小三治独演会」

近所のご隠居さんのところへ遊びに行って、面白い話を聞いているうちに縁側で猫とついうたた寝。あれ?と目が覚めたときも、ご隠居はニコニコと話をつづけていた。なんて感じ。決して言い訳じゃないぞ。前から4列目真ん中の席だってのに、何とまくらの途中で(小三治さんのまくらが長いのは有名)うかつにも寝てしまったワタシ。すごく面白かったんだけどね。なんだかものすご~く、心地よくて。見えてたかなあ。見えただろうなあ…。
『こんにゃく問答』『一眼国』。

a0085246_2255461.jpg9月29日 「志の輔らくご vol.20」
落語倶楽部状態の友人たちとの定例会にも(?)なっているアートピアホールでの志の輔さんにいそいそ。昼、夜二回公演だったため、少々お疲れ気味だったよう。みんなで心配する。しかし、昼夜連続で聴いているお客さんがいたとか。この夏は「志の輔三昧」だったと思ったが
…これは負けましたな~。『バールのようなもの』『ねずみ』。

9月30日 「喬太郎のラクゴ新世界 scene7」
市内の居酒屋での喬太郎さんの独演会。『諜報員メアリー』『牡丹灯篭~おみね殺し~』百両に眼がくらみ、新三郎の家のお札をはがしてしまう夫婦、おみねと伴蔵のその後が、この話。以前、同じこの会で「お札はがし」を聴いた。喬太郎さんの牡丹灯篭、おみねが中々色っぽい。伴蔵の豹変振りも鬼気迫るものがある。

奇しくもこの夏は『牡丹灯篭』に始まり、
『牡丹灯篭』に終わった
のだった。
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by buchi128 | 2007-09-30 23:55 | 落語のツボ



今日も道端で出あった気になる猫と、きままなおしゃべり
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