つれづれ猫日記

お疲れの殿方に?

どうして私は、わざわざ小説を読むのだろう?
今年の芥川賞受賞作『ひとり日和』を読み終えて、しみじみ思った。
「おじょうず」「そつがない」。
先回の『八月の…』より、こっちのほうがよっぽど好み。
でも…。
掻き立てられるものが…ない

石原慎太郎も村上龍も絶賛!だそうだが、
おじさま~、そんなに感動したの?」と聴き返したくなる。
20歳のフリーターの女の子と70歳の遠縁のおばあちゃんがひょんなことから一緒に暮らす1年間。淡々と語られる描写は中々心地いいし、共感できる。冒頭からネコが登場するし(笑)

a0085246_1142226.jpg無類のネコ好きとしては、無条件で一票!って気分になってもよさそうなのだが…そうでもない。(ネコに重点をおいているわけぢゃないんですよ。あくまでも中身) そう、ごくごく普通に共感できるだけ。なのだ。
主人公の母親は40代。20・40・70と女の「ひとり日和」ぶり、心持がなんとなくわかってしまうのも、多分ネック。「まあ、そうだけど…それで何か?」とつっこみいれたくなる。
私が10代だったら、これからやって来るであろう「おんなみち」に思いを馳せつつ、「すごい!この小説!」と思うのかもしれない。読み手としてすでに年をとってしまったのか?

選考委員の一人、山田詠美の「日常に疲れた殿方におすすめ。私にはいささか退屈」という選評を後でよんで、私はこちらに一票!
文芸春秋には、石原慎太郎・村上龍・綿矢りさの鼎談も掲載されていて、これをよんで殿方二人の絶賛ポイントにガッテン、ガッテン、ガッテン。
石原、村上両氏の綿矢サンへの気のつかいようったら!
(小説→鼎談の順に読むのをおススメします)

うまい表現に感激する!
ストーリーにうなる!
ドキドキ、ワクワクする!
なんともいえないやわらかな気分になる。(カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』はまさにこれでした。)
考えさせられる!
人生観が変わる!(滅多にないけど)
すっご~く知らない世界をのぞかせてくれる!

なんてことは、まあ、とにかくなかった。
小説、なんで読むんだろ?ワタシ。と
考えさせてくれたことでは、意味があるのか?

先述の鼎談で、村上龍が「文学は悪夢である」と最後に語る。
これには一票!
…なので、今日「ユメ十夜」を観て来た。漱石が、100年後の我々に送ったナゾ解きの挑戦状。ゆらゆらきましたね。心が。


芥川賞、直木賞 - エキサイトニュース まとめ
[PR]
# by buchi128 | 2007-02-14 22:30 | ねこのツボ

落語が「ぞろぞろ」

a0085246_0152734.jpg世田谷パブリックシアターで「地獄八景・浮世百景」を観る。
上方落語の「地獄八景亡者戯(じごくはっけいもうじゃのたわむれ)」と「たちぎれ線香」をベースに、「算段の平兵衛」「崇徳院」「高津の冨」「らくだ」「はてなの茶碗」などなど。とにかく落語がこれでもか、と「ぞろぞろ」でてくるお芝居である。
地獄はおりしも、先代閻魔大王の千年忌。記念の大サービスでおもしろい話をしたやつを、現世にもどしてやる。という閻魔様の粋な計らい。ここで飛び出したのが若旦那。「あれは今から百年前…」と語るのは、自分と芸妓小糸の恋物語。これに落語の噺があれやこれやで絡んでくる…というからくりだ。

山内圭哉の存在感にうなり、松尾貴史の器用さに改めて感心し、市川笑也のあでやかさに納得し、高橋由美子も意外にやるのね。と思っていると、あっというまに2時間半。
主役の若旦那(佐藤アツヒロ)と小糸(高橋由美子)以外は、9人が数十名の登場人物を早変わりで演じわけるというのも、醍醐味のひとつ。 一人で何役もを演じる落語ならではの演出だ。

つくづく落語の登場人物って、どうしてこんなに魅力的なんだろう~。
人間ってほんと、おもしろおますな~」とおなかがすいてのどが渇くほど笑った。あとのビールのおいしかったこと。

監修は、米朝師匠。全編関西弁でテンポこのうえなくよし。
会場案内まで、関西弁で。
名古屋で聞くとあまり、おお~って思わないんだけど、東京で関西弁聴くと、なんか、新鮮。
[PR]
# by buchi128 | 2007-02-11 23:49 | 落語のツボ

らくだでいぬに会う

a0085246_23124338.jpgらくだ」という本屋さんへ、本を探しに行って、入り口で「いぬ」に会う。
じっと、ご主人を待っているのだ。
なんだかその姿がけなげで思わず
「写真、撮らせてね」と声をかけ、携帯をむける。
すると急に大喜びで、飛びついてくるわ、しっぽをふりまくるわ。
近寄りすぎで写真どころぢゃない。

「う~ん。そういうのじゃなくて、入り口見ながら待ってるとこを撮りたいのに」と言うと、こんなポーズで座ってくれた。気持ちが通じたのか? やっぱりちゃんと待てる犬は違うな。と感心する。

探していた本は見つかった。
私が店を出たときにはすでにいなかった。
彼の飼い主は、どんな本を買っていったのだろう。
[PR]
# by buchi128 | 2007-02-06 23:13 | いぬのツボ

名前が気になる

a0085246_23525795.jpg投票にでかける。
今日は、知事選挙だ。
投票のブースに並ぶ、3人の候補者の名前を見てふと思う。
一体、今日、何人の人がこの3人の名前を四角の枠に書き入れるのだろう。
ひたすら、自分の名前が書かれることだけを願う一日。選挙とはそういうものなのだが、会ったこともない、何万もの人が自分の名前と向き合っている感覚ってどんななのだろう。

「どんな応援よりも名前です。名前を呼んでくれるとエネルギーがわく」と以前、野球選手が答えていたのを思い出した。「○○しろよ!」「頑張れよ!」といわれるより何より、自分の名前を大声で叫んでくれるのが、一番気合が入るのだと。名前のパワーってすごいのだ。

そういえば、話題をよんだあの崖っぷち犬も、先日無事ひきとられ、「リンリン」という名前がついたとか。よかった。名前がつくとなんとなく「愛情に魂が入る」気がするから不思議。
姉妹らしきもう一頭には、まだ引き取り手が現れないと聞く。せめて名前だけでも早くつけてあげてほしい。「ランラン」でもいいから。ってこの発想。世代がわかってしまうなあ。

なんだか、名前のことをよく考えた一日だった。
Excite エキサイト : 社会ニュース
[PR]
# by buchi128 | 2007-02-04 20:49 | いぬのツボ

早いなあ…

a0085246_11494879.jpg気がつけば、もう2月。
気がつけば、節分

中京テレビの駐車場で、車をとめて気がついた。梅の花がもう満開。
白い花びらは、日の光をたっぷりすいこんで重たそうにさえみえる。

ついこのあいだ、年が明けたばかりなのに。
「早いなあ…。」
今年一年、この同じせりふを何回口にするのだろうか…。
[PR]
# by buchi128 | 2007-02-03 11:52

シロノワール

a0085246_19143059.jpg…しまった。
免許の更新をするのを忘れていた。

午前中、ひと仕事すませ、午後、あわてて市内の運転免許試験場へ向かう。
しかし、昨日の誕生日で免許はきれているので、車に乗っていけない。……しまった。

地下鉄とバスを乗り継いで向かうことにする。
バスで隣の席に座った女の子たちが「免許ってどこで降りるんだっけ?」と話している。「この次、この次。前もそうだった」と自信たっぷりにブザーを押すので、思わずつられてワタシも後を追って降りた。
………しまった。一つ前のバス停だった。

結局、その子たちと「ギリギリになっちゃいますね~(受付は3時まで)」とか言いながら、坂道をえっちらおっちら上る。
何とか時間に間に合った。
係員に促されるまま、流れ作業のように免許更新の手続きをする。最後にはた、と気が付いた。
…………しまった。ノーメイクの上に、あせって走ってきたので、髪がぼさぼさだ。
「す、すみません、ここで髪をといてもいいですか?」
とあわてて鏡の前でなんとか髪だけをとかしつけ、眉だけ描く。
何のために、先週美容院へ行ったのだ!
ゴールド免許のワタシ、5年間もこの情けない顔写真が免許証を飾ることになろうとは…。

それでも、ようやく免許無事更新。ほっとしたせいか、甘いものが食べたくなった。試験場の目の前に「コメダ珈琲店」。「シロノワール」だ。やっぱり。名古屋人には、すっかりおなじみ。サバランの生地のようなふわふわあったかパンに、冷たいソフトクリームがたっぷりのった名物スイーツ。さらに、この上からシロップをかけていただくのだから、ダイエットという言葉は、これを食する時には、抹殺しなければならない代物である。フルサイズのものは、直径およそ15センチ。ここは、控えめにミニサイズをオーダーすることに。しかし。
「お客様、本日、ミニは売り切れました」
いまさら言われても、頭の中はシロノワールで一杯になっている。ええい!しようがない、フルサイズで頼んじゃえ。

「まあいいや。帰りは時間もあるし、駅まで歩いてカロリーを消費しよう!」
と歩き出したものの、すぐにひよる。
「やっぱり、バスに乗ろう」
慣れない路線に乗ったためだろうか。
ついうとうとしていたら、気が付くと降りるバス停をすっかりすぎていた。
……………しまった。

慌てて降り、家路に向かう。
こんなことしてるから、帰ったらすっかり日暮れ。
ベランダを見て、あわてる。
………………しまった。布団を干していったことを忘れていた。
[PR]
# by buchi128 | 2007-01-29 19:16 | おいしいのツボ

もうすぐ

a0085246_2531238.jpg誕生日なので。と母がマンションを訪ねてくれる。お土産に、自家製大根のべったら漬け。お正月にワタシが「作ろうかなあ」と言ったものだ。電車の中で臭くて怪しまれないよう、すごく気を遣ったと熱く語る。
お昼。近くのうどんやさんへ。道すがら、いい機会なので、お向かいさんに母を紹介。(というより母にお向かいさんを紹介。かあ)初の2ショットのためか、かたまったまま階段から降りてこない。が、興味津々の表情。おいおい仲良しになってもらうことにしよう。

a0085246_3522179.jpg海老の天ぷらが丼から飛び出さんばかり。天ぷらうどんに、母も大満足。ワタシは「野菜おろしうどん」をいただく。夕方からのワイン講座。あまりおなかがすいていると、ただの酔っ払いになってしまうのだ。

a0085246_3471311.jpgワイン講座参加は久しぶり。すっごくはりきって、余裕をもってでかけたのに、地下鉄の駅を目前にして、財布を忘れたことに気づく。あわてて、Uターン。
結局こういう運命なのだ。
お向かいさんが「あれ?もう帰ってきたの?」と階段から降りてくる。
「財布忘れちゃって」と携帯でパチリとやるワタシ。
「こんな写真とってる暇があれば、もっと急げば?」と言われたような気が…。
[PR]
# by buchi128 | 2007-01-27 02:44 | いぬのツボ

これがあの…

a0085246_22244747.jpg蹴鞠」の「」。実物を初めて見た。鹿の皮を馬の革で縫い合わせてある。手にとってそのあまりの軽さに驚いた。「中には米や大麦を入れるんです」と取材で訪れた「いつきのみや歴史体験館」の学芸員さんが教えてくれる。
さらに驚いたのが、蹴鞠をする場所。
何と、どこでも勝手にしてもいいわけではなく、ちゃ~んと「鞠場(まりば)」とよばれるいわゆる「コート」が決まっているのだそうだ。おまけに、東西南北に松・柳・楓・桜の木を植えないといけないのだとか。

a0085246_2228343.jpg「正式には8人でやります」とさらに学芸員さん。知らなかった。古典の授業で登場した「蹴鞠」にこんなルールがあったとは。ただ、サッカーのリフティングみたいにぽんぽんみんなで蹴るだけなのだとばかり思っていた。こんなに決まりに縛られていると、ちょっと窮屈かしらと思ったら。
落とした人がだめだめなのじゃなく、8人力をあわせてできるだけ落とさないよう楽しく遊ぶ。のが目標だとのこと。「勝ち負けはありません」と聞いて、ちょっとうれしくなった。あくまでも皆で仲良く。根っからの農耕民族なのだな。ワタシは。
[PR]
# by buchi128 | 2007-01-23 17:30 | 旅のツボ

いのち

a0085246_4434433.jpg毎年日本漢字能力検定協会が決める「その年の世相を表す漢字」。
昨年は「命」だった。
ちなみにこの「命」。
部首は一体何なのだろう?と気になって漢和辞典をひっぱりだしてみた。
何と「口」。意外だった。ふう~ん。「命」という漢字は、「口」と「令」で出来ているのか。かの白川静氏の『常用字解』によれば、「令」は「深い儀礼用の帽子をかぶり、ひざまづいて神のお告げを受ける人の形」で、「口」は神への祈りの文を入れる器の形を表しているのだそうだ。つまり、「命」は神さまに祈りをささげて与えられるお告げやいいつけなのである。
確かに「命」は天からいただくもの。しかし、なんだかこの漢字の成り立ちだと、天からのトップダウン、生かすも殺すも天次第!な抗いがたい気分。「命令」という熟語がちらついてちょっと悔しい思いもある。

a0085246_4423274.jpgそこでさらに辞書をさぐっていると「人」という部首を見つけた。「ひとがしら・ひとやね」と呼ぶのだそうで、「会」や「今」などはこれになるようだ。
天から与えられた「命」ではあるけれど、それを守り、育てるのは、やはり「人」。この「ひとやね」、なんだか人が両手を大きくひろげたように見えなくもない。「命」はそんな人の手が、温かく包み、守るものであってほしい。

さて、今年は一体どんな漢字が選ばれるのだろうか…。
[PR]
# by buchi128 | 2007-01-18 04:44

今年こそ

a0085246_45252.jpgと、これまで何回思ったことだろう。
小学生の時「今年の抱負」なんて書初めや作文を書かされたのが、癖になっているのかもしれぬ。
計画を立てるのは好きなのだが、その通りになったためしがない。
ちなみに、今年のそんな「今年こそ」のひとつが…
「ブログもはじめたことだし、なるべく頑張って更新しよう!」だった。
「今日は一体何日なんだ?」
もう、すでに実行できていない。
ああ、本当に懲りないワタシ…。

久しぶりにお向かいさん(犬)との逢瀬。
実は昨年末以来、ずっと姿が見えずに心配していたのだ。
なんとなく、引き裂かれた恋人同士の気分だったが、ようやく今日、今年初めて階段で姿発見。シッポをふって挨拶してくれた。とはいえ、今だに名前さえ知らない同士。
「今年こそ、お互い名乗り合おうね」
[PR]
# by buchi128 | 2007-01-09 02:28 | いぬのツボ

お帰りなさい

a0085246_1275324.jpg山陽さん。1年間のイタリア留学を終え、帰国後最初の独演会は何と名古屋TOKUZO
当然、聴きにいきましたとも! この日のゲスト三味線王子(我々が勝手に呼んでいる)こと上野茂都さんの肩の力のぬけた唄とは絶妙のバランス。イタリアで山陽さんは上野さんの唄を口ずさんでいたらしい。(写真は、山陽さん。上野さんとアナウンサーの山崎聡子さん。つい勢いで撮ってしまった)
山陽さんを初めて聴いたのは、坂東妻三郎映画の活弁。その年、TOKUZOで講談を聴き、その気持ちのいい語り口とユニークな作風で、すっかりファンになった。昨年、FM愛知の特番を依頼された時、真っ先に頭に浮かんだのは「ぜ~ったい。山陽さんにナレーションをお願いしよう!」ということだった。折りしも万博で浮かれていた名古屋。しかし、名古屋城の金シャチがこれにあわせて地上に降りたとなると「万博行く前に、金シャチにさわっとかなあかんて~(触っておかないとだめでしょうという名古屋弁です)」という名古屋人が不思議でおもしろくて。
「名古屋人はどうしてこんなに金シャチが好きなのか?」をものすご~く真正面から検証することにしちゃったのである。あの大須演芸場をドラマの舞台に、自衛隊からヘレニズム文化まで。金シャチの神話と文化を守るのは世界広しといえども名古屋人だけなのだと、国際日本文化研究センターの教授が豪語するという、これだけじゃ何がなんだかわかんないでしょうが、それを神田山陽のいきのいい講談がナビゲートする、という番組ができあがった。
a0085246_1222041.jpgあまりのばかばかしさががウケたのか、平成17年度の民放祭のエンターテインメント部門で優秀賞をいただいた。「ありがとうございます」と山陽さんにお礼をいう間もなく、山陽さんはイタリアへ出発。その後、さらにこの年から始まった放送文化大賞にもノミネートされるといううれしい知らせ。…が、山陽さんに届くわけもなく、お祝いは日本で去年とっくに…。
帰国した山陽さんに、ようやく今回報告でき、うれしい限り。改めて、ありがとうございました。山陽さんなくしては、実現しなかった番組。さらにおまけで、横浜の放送ライブラリーに保存されることになり、スタッフ一同(といってもたった4人だけど)大喜び。こういう放送番組って、小説などと違い、放送されて半年後には消える運命なのだから。
しかし、山陽さんたち講談師は、今、まさに目の前にいるお客さんとの空間の共有が日々。消えることなんてもろともせず、いつだってそのとき、その瞬間の違う感動を残してくれる。イタリアでの1年間を経て、これからどんな変態(もとい)変貌を遂げるのか楽しみ。
この日、途中までやった新作。(後半はクリスマスも近いし?「ねずみ小僧外伝」に変更)早く続きが聴きたいぞ~!
[PR]
# by buchi128 | 2006-12-20 22:30 | 落語のツボ

また富山へ行きたくなったワケ

a0085246_0122371.jpg昨日は、栄アートピアホールにて「志の輔らくごvol。16」。
16回のうち、多分10回以上足を運んでいるだろうか。
最初は友人を誘ってこっそり二人ででかけていたのだが、友人のご主人がふえ、妹さんが増え、仕事仲間が増え…といつの間にか、恒例の「落語倶楽部」状態になっている。
倶楽部仲間には、日大落研出身という、半プロのおじさままでおり、落語のあとの飲んでしゃべってが、また楽しいのである。(今回は、何とご本人が落語家として某席にお声がかかったため、欠席。残念でした)

演目は「三方一両損」「新版宗珉の滝」。もちろん面白かったのだが、それ以上におなかを抱えたのは、志の輔さんが富山空港のうどんやで出逢った二人の男性の「シンジラレナ~イ」エピソード。(ネタばれになるので詳細は書きませんが…)
「落語を聞きに来るってことは、本来は、変わりばえのしない日常から離れて、非日常を味わいに、笑いに来るはずなのに、今は、そっち(日常)のほうが、よっぽど普通じゃないことが起こる」とは志の輔さんの弁。

はっきり言って「非常識」「不思議系」の二人なのだが、そこは志の輔さんの話術のすばらしさ。ユーモアというラッピングが効いて、おちゃめで腹の立たないエピソードに早や変わり。富山空港二階のうどんやへ行きたくてしょうがなくなった。


今日、担当している旅番組のラインナップ案をまとめたのだが、
ついつい富山を入れてしまったのは、間違いなく、このせいだ。と思う。
[PR]
# by buchi128 | 2006-12-12 23:46 | 落語のツボ

左手のくすりゆび…

a0085246_1773097.jpgダイヤモンドでも「キラリ」とさせたいところに、何故、こんなひっかきキズが?

…ううう…猫に蹴られたのである

昨日、正月の特番のロケに同行。ナビゲーターである河村隆一さんとゲストの日比野克彦さんの対談があったため。
強行ロケにも拘わらず、天気も内容も順調。岐阜のとある寺で、ラストカットも無事終了。「ほっ」と胸をなでおろしていた時だった…。

「ニャ~ニャ~」と声が!
当然、ワタシは敏感に反応した。
よ~く見れば、仏像の陰に三毛猫!

ちちち…とおびき寄せる。
しばらく警戒していたが、すぐにのどを鳴らして、足にすりすりするところまで近寄ってきた。
ふふふ。これくらいのノラ猫、ナツカセルのは朝飯前。しめしめ…。
先日、ブログ用にとデジカメを購入したばかり。これは猫写真の絶好のチャンス!とばかりカメラを構える。
「う~ん。でももう少し、背景が…」と欲をだしたのがいけなかった。

ノラ三毛を抱っこして、よき背景へと移動させようともくろんだ途端。

うんぎゃ~~~~~~お!
思いっきり 後ろ足で、猫キ~~~ック!!
ワタシの左手小指から薬指にかけて、見事な爪あとが…。
当然、血は出るわ、写真は結局撮れないわ。でヒサンな結果と相成った。
ああ~。ノラ猫パワーを油断しておった。反省。である。
しょうがないので、携帯で、キズをパチリ。

撮影が終わったあと、河村さんに「ありがとう」と握手をされた右手と、
この哀しきキズを負った、左手。二つの手の運命はこの日、見事に二分されたのだった。

でも、それでもやっぱり…猫は好き。
[PR]
# by buchi128 | 2006-12-06 16:51 | ねこのツボ

これな~んだ?

a0085246_232535.jpg
答えは…
実家のネコ「むぎ」(メス推定12歳)のひげ!でした。

a0085246_236811.jpg
ひざの上で、爆睡して動かないものだから、ためしに何本あるか数えてみた。
片方、14本。それでどうした?といわれそうだが、ノラだった彼女を母が手なずけ我が家の飼い猫となって早10年以上。そ~いえば、今まで知らなかったなあ。と。しみじみ。
ところで先日、「まゆ毛占い」というものがあると知り、早速やってみた。分類は「キリリ眉」。楽天家のロマンチスト、なんだそうな。「ネコのひげ占い」っていうのはあるのかなあ?
[PR]
# by buchi128 | 2006-11-30 02:51 | ねこのツボ

崖っぷち

a0085246_19382279.jpg朝から、テレビに釘付け。崖っぷち犬のニュース。助かるか否か、気になって中々テレビが切れない。困った、締め切りがあるというのに!悩んだ末、音声をオフにするという苦肉の策。画像をチラ見しながら、PCに向かうが、一向にすすまない。当たり前か~。
動物博士のさねよし氏が「猫のように、登れるわけじゃないんですから、上から攻めても追い詰められるだけで、ダメです!彼らは下に逃げようとするに決まってます」って言ってたけど、動物行動学に基づいてレスキュープラン、たてたのかしら?人間みたいに、レスキューを待っていたりしないんだからね。彼らは…。もちろん「助けてくれてありがとう」なんて瞳をうるうるさせたりしないだろうしね…。
とはいえ、正午前にようやく救出。「よかったねえ」と、こちらは崖ならぬ階段で、優雅に夕焼けを眺めるお向かいさんに報告。飼い犬としての意見は、どうよ?
Excite エキサイト : 社会ニュース
[PR]
# by buchi128 | 2006-11-22 19:43 | いぬのツボ

授業に行ってきます

a0085246_139483.jpgと、お向かいさんに声をかけ、でかけたのは県内のN高校。「キャリア・ワークショップ」という進路学習授業の講師を仰せつかったのである。「ちゃんとやれるの~?」お向かいさんもちょっと心配そうに送り出してくれる。
校長先生いわく「社会のさまざまな仕事を知ることで、生徒たちに高校生活の目標をひとつでも見つけてもらいたい」とのこと。番組によって、要求もやり方も全て変わってくる構成という仕事、いまだに「自分のスタンス」に悩みはつきないというのに、人にちゃんと話せるのだろうか?
担当している番組を短く編集したものをもとに、「番組ができるまで」の一例を話す。取り上げたのは、以前このブログにも書いた「でんじろう先生の日曜実験室・ラブラボ!」電子レンジの回」。生徒たちは真剣にモニターを見つめ、つたないワタシの話にも真面目にメモをとってくれる。その上VTRが終わったら、いきなりの拍手。うれしいやら、とまどうやら。普段そんな風にストレートに自分たちの作った番組の反応をライブで感じることはないので、思いっきり恐縮。ついいい気になって、「番組を作るためには、物知りじゃなくても大丈夫。スタッフも全員理科が得意な人たちばかりじゃありません。でも、知りたい。どうしてだろう?という気持ちが原動力です。高校生のうちに、ちゃんと幅広く勉強しておくことは大事だと思いますよ~」なんてちょっとエラそうに話してしまった。未履修問題が世間を騒がせる今日この頃。社会にでてから「恥ずかしいなあ~」と後悔することは、山ほどあるのよ。生徒諸君。「知る」ことは「智る」こと。世渡り上手になる知恵ではなく、世の中の本質を見るために必要な「智慧」を磨くことにつながると、遅ればせながら大人になってつくづく思うわけ。

再びの拍手に送られて、教室を後に。
結構感激しているくせに、「そこそこ、ウケたかな?」などとウケのほうが気になるのは、やっぱり職業病か…。
[PR]
# by buchi128 | 2006-11-18 17:54 | いぬのツボ

柿の木のある実家

a0085246_20113467.jpg実家へ。母の誕生日が近いため、デパートで一緒にプレゼントを選び、その足で帰ったのだ。これぞ、正しい名古屋の母娘ルート。(同居率の高い名古屋の母娘は、デパートに一緒に買い物に行くケースが他の都市に比べて多いのだと、以前雑誌で読んだ。)普段のペナルティの多さを考えれば、ささやかな親孝行である。


a0085246_20154067.jpgとはいえ、結局、帰りにあれやこれやと持たせてくれる。ありがたきかな、食糧援助。最近、近くに畑を借りたとかで、採れたばかりのピーマンと、にんじんをもらっていくことに。まだ「土が固いのだ」そうで、なんと、かわいらしい!さっそく、ピーマンは煮付けに、にんじんは薩摩汁に投入。味も旨みも申し分なし。
しかし、この季節の楽しみは「柿」。ほんの2メートル足らずの柿の木だが、毎年見事な実をつける。今年は、100個以上なったそうで、すでにご近所に配りまくったらしい。父は「自分の剪定がうまいからだ」と自慢する。確かに世間が不作の年でも、いつだってウチの柿だけは枝を重い実でしならせていた。
庭の片隅で、我が家族とともに40回以上もの秋を重ねてきた柿の木。これからもおつきあいよろしく。

[PR]
# by buchi128 | 2006-11-14 19:54

落語家さんにはお手をふれないように…

a0085246_22534043.jpg鈴々舎わか馬さんの落語を聴きに、東京・高円寺へ。わか馬さんは、昨年、ワタシが生まれて初めて書いた落語を演じてくださった落語家さん。落語協会が募集する新作落語台本コンクールにこっそり(まだ周りに落語好きをカミングアウトしてなかったので…)応募したところ、何と、入選という幸運にあずかった。昨年の12月、国立演芸場でお披露目をかねて落語会が開かれ、その折、拙作『ため息の行方』を担当してくださったとってもありがた~い方なのである。まだ二つ目さんであるが、(よくこのブログに登場する)落語通の友人の「とにかくきっちり、うまいスーパー二つ目。姿よし、声よしで、ワタシは注目してる!」との太鼓判はまさにその通りで、当日は真打の大先輩ずらりそろう中、堂々と演じてくださった。ところが…「新作にまともに取り組んだのは今回が初めてなんですよ~」と。テレながらおっしゃる。もともと「古典」をお得意にされているそうで、ワタシのつたないへんてこりんな作品を練習してくださったのは、大層、ご無理があったのでは…と恐縮しっぱなしだったのだ。というわけで、ぜひ、わか馬さんの古典を聴かなければ!と毎月、勉強会を開いているという、高円寺の「ノラや」へ足を運ぶことにしたのである。「きっと日本一狭い落語会ですよ」とのわか馬さんのお話で、覚悟していたのだが、それを上回る「予想外」の狭さと密着度。笑い続けたら、酸素不足で倒れるんじゃないかと心配になるほどだ。飲み屋のテーブルを高座にしたてて、その周りをぐるりお客さんが囲んで見上げながら噺を聴くという体勢。「決して踊り子さん…じゃなくて、落語家さんにはお手を触れないように」のまさにかぶりつき。
a0085246_2254720.jpgこの日は、わか馬さんいわく「勝手に追悼落語会」。先ごろ亡くなった柳家小せん師匠に、わか馬さんが教えてもらった噺を思い出話とともに披露してくださった。「ものすごく久しぶりにやりました」というご存知『まんじゅう怖い』を皮切りに『動物園』『女給の文』百人一首の爆笑解釈がおなじみの『千早ふる』。わか馬さんの小唄の声のよさに酔いしれ、小せん師匠のエピソードにおなかを抱えた。
落語会のあとは、ノラやのママさんが腕をふるった料理で、お客さんみんなで打ち上げ。この日、誕生日の常連さんのお祝いもあって、盛り上がること!包丁を握ったわか馬さんに「板前さん!」と声がかかる。
鐙(あぶみ)の会」というこのわか馬さんの勉強会。しっかり、鐙に足をかけ、いろんな噺をどんどん乗りこなしていっていただきたいものだ。

[PR]
# by buchi128 | 2006-11-08 23:50 | 落語のツボ

明治座デビュー その1 (上もよんでね)

a0085246_3332912.jpga0085246_3334675.jpgところで、ワタクシ、この夏、もうひとつの明治座にもデビューした。
岐阜県、中津川市、旧加子母村にある「明治座」。今年の7月23日。十八代目中村勘三郎の襲名披露公演を見に出かけたのだ。全国各地に残る芝居小屋で、江戸時代の芝居見物の風情を楽しんでもらいたいという勘三郎の粋な試みだ。岐阜のこのあたりには、地歌舞伎の小屋が多い。緑の山を背景に、ひときわ目をひく古い建物。小屋への幟が役者を迎える拍手のようにはためいて、これだけでもうわくわくしてしまう。600人そこそこのキャパなのだが、「MY座布団」を抱えて、やってくるおばあちゃんや、多分ご近所さんなのだろう、まるで井戸端会議のようなにぎやかな一角もあったりと、すでに始まる前から、村中の人が芝居を楽しむ気風にあふれている。昼の部は『本朝廿四考』『身替座禅』。舞台も狭ければ、セットも簡素にしてあるが、花道はひたすら近く、役者の息づかいは、手にとるよう。まさに、役者と観客が一体になって芝居を作っているという充実感があった。昨年の東京歌舞伎座、名古屋の御園座ももちろんすばらしかったが、立派な劇場のムードもあってかどうしても、こちら側も「観せていただく」という姿勢になる。しかし、ここでは「一緒にとことん楽しんじゃおう!」という熱気が場内にむんむん。役者側もその中に、どん、と身を任せてくる。その駆け引きがまた、さらに芝居を盛り上げ、ひょっとしたら、このまま夜までやるつもりなんじゃないか。と思えるほど。カーテンコールもまるで、小劇場かという勢い。「歌舞伎」というと、実のところちょっと構えていたワタシ。ひょっとしたら、これが本当の歌舞伎デビューだったかもしれない。
[PR]
# by buchi128 | 2006-10-29 20:30 | 落語のツボ

明治座デビュー その2(下も読んでね)

a0085246_3312528.jpg『明治座秋の落語まつり 風間杜夫の平成名人会』へ。「杜夫さまの落語は必見」と落語通の友人があまりにうっとりと話すので、ずっと気になっていたのだ。たい平・正蔵・昇太・小朝・木久蔵と豪華な布陣で聴きごたえたっぷり。東京まで、足を運んだ甲斐はある。(演目は左の写真をどうぞ。見辛くてスミマセン)

さて、お目当ての「杜夫さま」だが、小朝のロック三味線の後、花道からご登場。なるほど~「必見」とは納得である。噺家としてのお姿、実に麗しい。もちろん「名人」の皆様方に、噺はちょいと及ばないところはあるものの、(『粗忽長屋』に挑戦されました。充分うまいんですが、他が今おもしろい人ばっかりなので…)「噺家」として本当に画になるのだ。「落語家になるか、役者になるか」と悩んだほど子供の頃からの落語好きだそうで、今回も明治座から「秋に何かやってください」といわれ、「落語がやりたい」とワガママ(本人曰く)を申されたのだそうな。明治座は元来、お芝居の劇場。お客さんも、一見して「落語好き~」というスタイルの方から、「ブームらしいし、一度、落語もよろしいかしら」なんて観劇気分のご婦人まで、実にさまざま。中入りが30分もあって、食事の予約受け付けたりして、館内は、すっかり観劇モードだ。ロビーでふらふらしていたら、声をかける人が…。あららびっくり、Iさん!Iさんは、以前、何度も番組をご一緒した仲。現在は某キー局でドラマプロデューサーとしてすっかり偉くなっちゃった。(ロンドン取材中に仲良く荷物を盗られた大笑いな話を思い出したが、それはまた機会があれば、お話しましょう)。な~んだ。落語好きだったのかあ。ワタシも昔は落語好きを隠してたからなあ…と思いきや、「ボク、実は今日が落語デビューなんですよ」とのこと。ようやくギリギリでこの日のチケットがとれたのだそうだ。ワタシは、今日が明治座デビュー。いやあ~。ものすごく月並みな感想だけど「世の中って会う人にしか会わないんだなあ~」と思った日でもありました。
[PR]
# by buchi128 | 2006-10-29 20:30 | 落語のツボ



今日も道端で出あった気になる猫と、きままなおしゃべり
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
黒猫 性格
from 無題
書評:『100万回生きた..
from 酒井徹の日々改善
えがおの鮫珠(さめだま)
from えがおの鮫珠(さめだま)
骨盤矯正ダイエットを始めよう
from 骨盤矯正ダイエット体操の効果
新潟 スポット 恋愛メー..
from 恋愛商材 徹底研究レポ
あの人からのメッセージ
from 常習女
ナンだろサーチ/おかしい..
from 徹底サーチ
小学館 DIME2008..
from はがきによる懸賞情報
ひとことクイズ
from ひとことクイズ
にゃんこ道場
from にゃんこ道場
ライフログ
検索
タグ
(64)
(54)
(37)
(28)
(19)
(17)
(16)
(16)
(11)
(9)
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧