つれづれ猫日記

お疲れの殿方に?

どうして私は、わざわざ小説を読むのだろう?
今年の芥川賞受賞作『ひとり日和』を読み終えて、しみじみ思った。
「おじょうず」「そつがない」。
先回の『八月の…』より、こっちのほうがよっぽど好み。
でも…。
掻き立てられるものが…ない

石原慎太郎も村上龍も絶賛!だそうだが、
おじさま~、そんなに感動したの?」と聴き返したくなる。
20歳のフリーターの女の子と70歳の遠縁のおばあちゃんがひょんなことから一緒に暮らす1年間。淡々と語られる描写は中々心地いいし、共感できる。冒頭からネコが登場するし(笑)

a0085246_1142226.jpg無類のネコ好きとしては、無条件で一票!って気分になってもよさそうなのだが…そうでもない。(ネコに重点をおいているわけぢゃないんですよ。あくまでも中身) そう、ごくごく普通に共感できるだけ。なのだ。
主人公の母親は40代。20・40・70と女の「ひとり日和」ぶり、心持がなんとなくわかってしまうのも、多分ネック。「まあ、そうだけど…それで何か?」とつっこみいれたくなる。
私が10代だったら、これからやって来るであろう「おんなみち」に思いを馳せつつ、「すごい!この小説!」と思うのかもしれない。読み手としてすでに年をとってしまったのか?

選考委員の一人、山田詠美の「日常に疲れた殿方におすすめ。私にはいささか退屈」という選評を後でよんで、私はこちらに一票!
文芸春秋には、石原慎太郎・村上龍・綿矢りさの鼎談も掲載されていて、これをよんで殿方二人の絶賛ポイントにガッテン、ガッテン、ガッテン。
石原、村上両氏の綿矢サンへの気のつかいようったら!
(小説→鼎談の順に読むのをおススメします)

うまい表現に感激する!
ストーリーにうなる!
ドキドキ、ワクワクする!
なんともいえないやわらかな気分になる。(カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』はまさにこれでした。)
考えさせられる!
人生観が変わる!(滅多にないけど)
すっご~く知らない世界をのぞかせてくれる!

なんてことは、まあ、とにかくなかった。
小説、なんで読むんだろ?ワタシ。と
考えさせてくれたことでは、意味があるのか?

先述の鼎談で、村上龍が「文学は悪夢である」と最後に語る。
これには一票!
…なので、今日「ユメ十夜」を観て来た。漱石が、100年後の我々に送ったナゾ解きの挑戦状。ゆらゆらきましたね。心が。


芥川賞、直木賞 - エキサイトニュース まとめ
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by buchi128 | 2007-02-14 22:30 | ねこのツボ
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今日も道端で出あった気になる猫と、きままなおしゃべり
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